ワーキングホリデーは、現地で働いてお給料をもらいながら生活をするため、経済的負担は比較的少ない傾向にあります。
しかし、
実際にどのくらい生活費がかかるのか?
ワーキングホリデーに行くためには初期費用でいくら必要なのか?
などと不安を感じている方は、少なくないと思います。
そこで今回は、1年間オーストラリアでワーキングホリデーをしていた私が、生活費を含めたワーキングホリデーにかかる費用とオーストラリアでの収入についてお伝えしていきます。
ワーホリの手続きにかかる費用
私の場合は、英語が初心者レベルだったので、ワーホリの手続きに関しては無料エージェントを利用しました。
ワーホリに行くための手続きにかかった費用は、約55万円ほどでした。
ワーホリの手続きにかかった費用(内訳)
1.ビザ申請サポート
2.滞在サポート (ホームステイ先手続き)
3.航空券サポート
4.海外旅行保険サポート
5.銀行口座開設サポート
6.学費 (語学学校6週間)
生活費はどのくらいかかったか?
私の場合は、4週間は滞在先がホームステイだったので、朝食と夕食はホストファミリーが用意してくれました。
なので、その期間は、教材費等の語学学校にかかる費用、交通費、友達との交際費、昼食代、日用品代、服代などが生活費としてかかりました。
しかし、ホームステイが終わってから2週間はシェアハウスに住んでいたのでさらに家賃・3食分のお金がかかりました。
1ヶ月半の生活費は、約15万円~20万円くらいでした。
滞在先別の費用
ホームステイ
1ヶ月の費用
13万円~15万円
ホームステイ先によっては、Wi-Fi料金が込みのところもあれば、別で支払うところもあります。
私の友達は、毎月Wi-Fi代を約2000円払っていました。
シェアハウス
1ヶ月の費用
11万円~19万円
シェアハウスは、部屋のタイプによって金額が変わります。
主にオウンルーム、マスタールーム、シェアハウスに分けられます。
オウンルーム
最も人気のあるタイプ。
一人部屋ですが、キッチン、バスルーム等は他のゲストと共有で使用します。
部屋には、ベッド、家具などが備え付けてあります。
マスタールーム
一人部屋の中にバスルームが付いています。
比較的広めの部屋が多いですが、家賃は高いです。
ルームシェア
一部屋に数人で住むスタイル。
ルームメイトと部屋をシェアすることで、家賃を抑えることができます。
ルームシェアだと家賃を抑えることができますが、プライバシーはあまりありません。
お金に余裕がある方は、オウンルームやマスタールームの方がプライバシーも守れるのでおすすめです。
学生寮
1ヶ月の費用
11万円~15万円
学生寮に住むと学校の友達を作りやすいです。
様々な国の友達を早く作りたいなら、学生寮はおすすめです。
気の合う友達ができれば、学校生活やパーティーを楽しめます。
最初の滞在先は重要です。
海外に来て、初めは何も分からず生活していく上で、滞在する場所は自分にとって安心できる場所、何かあったときに相談できる人がいることがどれだけありがたいか実感できます。
特に最初の滞在先を決める時は、ある程度情報は得ておいた方が良いです。
日本とオーストラリアの物価の違い
スーパーマーケット
スーパーに並んでいるものは、日本とほぼ変わりません。
ただ、オーストラリアの方が多く量が入っていたり、オーストラリアならではの食材を売っていたりします。
お肉だと牛肉・豚肉・ラム肉などのほかに日本ではあまり見ないカンガルーの肉もあります。
また、オーストラリア人にとっては身近な食材のベジマイトという黒いペーストなどもあります。日本でいう納豆に近い食材で、パンなどに塗って食べます。
「主な食材の価格」
食材 | 価格 |
---|---|
食パン(650g~700g) | 75~85セント (約65~70円) |
パスタ(500g) | 65セント (約55円) |
牛乳(2L) | 2ドル (約165円) |
牛肉(1kg) | 約29.96~31.00ドル(約2900~3000円) |
食パン、パスタ、牛乳などは日本よりも安いですが、お肉は日本と比べて高いです。
ちなみに、タバコも日本と比べると高いです。
日本だと一箱20本入りが500円くらいですが、オーストラリアだと一箱20本入りが2500~3000円くらいします。
日本食
オーストラリアにも日本食のお店はあります。
価格は日本と比べると、高いです。
ラーメンが1500円~、かつ丼などは2000円近い金額がします。
日本食については、日本と比べると非常に高額になるので、日本食を現地で食べるか悩む人も多いと思います。
アジアンマーケット
オーストラリアには、アジアンマーケットというものもあります。
そこには、日本食材のほかに韓国食材や中国食材も売っています。
「主な食材の価格」
食材 | 価格 |
---|---|
マヨネーズ | 7.23~8.30ドル(約700~900円) |
チューブにんにく・生姜 | 2.06ドル(約200〜300円) |
ブルダックソース | 6.20~8.30ドル(約600~900円) |
ごま油 | 9.30ドル(約900〜1000円) |
インスタントラーメン | 9.30ドル~(約900円~) |
このように日本食材の価格は高いです。
日本から持っていけそうなものは、少し持って行っても良いと思います。
インスタントラーメンに関しては、確実に日本から持って行った方が良いです。
交通費
私は、最初はパースにいたので通学には電車を使っていました。
スマートライダーという電車・バスに利用できるチャージ式ICカードを使用していました。
スマートライダーを利用すると、通常の値段より10%引きになります。
ちなみに、パースの電車は区間(ゾーン)が9つに分かれています。
区間数に応じてチケットの金額が変わります。
区間(ゾーン)数 | チケット代(通常) | チケット代(スマートライダー10%割引) |
---|---|---|
1ゾーン | 3.10ドル(約300円) | 2.79ドル(約270円) |
2ゾーン | 4.70ドル(約450円) | 4.23ドル(約400円) |
1区間(ゾーン)の金額の差は、150円くらいです。
日本の電車の金額と比べてしまうと高く感じます。
私の場合、1ヶ月でかかった交通費のお金は、約1万円いかないくらいでした。
また、パースのバスはキャットバス(CAT BUS )というフリーバスもあります。
そのフリーゾーン内の乗降であれば無料で乗車することができます。フリーゾーン外だとお金はかかります。
オーストラリアでのお仕事と給料
ここからは、私が経験したお仕事と給料事情についてお伝えしていきます。
私は、おもにファームの仕事をしていました。
ファームは収穫時期や季節、場所によって様々な種類の果物・野菜のピッキング・パッキングのお仕事があります。
ファームによって、時給制、歩合制かで貰える給料が変わってきます。
どちらも経験しましたが、個人的には時給制のお仕事をおすすめします。
初めは、いちごのパッキングのお仕事をしました。
そこは歩合制だったので、時間内にどれだけパッキングできるかで給料が変わりました。
工程としては、
傷んでいるいちごなどを除いて、パッキング→リーダーに持っていきOKがでたら一つ完了
という流れでした。
場所によると思いますが、厳しいリーダーにあたるとなかなかOKは貰えません。
そこは、個人的には稼ぐことはあまりできませんでした。
だいたい月15万円ほどでした。
時給換算すると、約1000円以下です。
ファームは稼げないと思ったら、見切りを早めにつけることをお勧めします。
私は1ヶ月もしないうちに、違うところを探しました。
もう一つは、パオプリカとトマトのピッキングのお仕事をしました。
そこは、時給計算でした。
多い月では、月に40万円稼いだこともあります。
時給換算すると約2200円くらい。
それでも、仕事をして辛いという感情は出ませんでした。
日差しが強くて暑いということはありましたが、苦ではなかったです。
ファームのお仕事の探し方は色々あります。
インターネットで探したり、友達からの紹介ということもあります。
また、ファームの仕事紹介をしている場所に行くなど、情報はどこからでも得ることはできます。
オーストラリアの給料日
オーストラリアでは、毎週末が給料日です。
1週間分の給料が毎週末に貰えます。
もちろん、すべての職種がそうではないと思いますが、オーストラリアで私が働いたところは全て毎週末に給料が貰えました。
稼いでいた時は、毎週10万円近く給料が口座に入っていました。
ただ、職場のオーナーによっては給料がキャッシュで渡されるところもあります。
もしキャッシュで渡されるのであれば、事前にその職場で自分が働いた日数・時間はしっかりと計算しておいた方が良いです。
しっかりと給料を計算して、正確な金額を渡してくれるところばかりではありません。
1ヶ月いくら稼げるのか?
私の場合は、1ヶ月最高で40万円でした。
私の友達や知人の中には、1ヶ月50万円稼いだ人もいました。
その人達は、歩合制のお仕事でした。
職種によると思いますが、歩合制であれば、頑張ればたくさん稼げると思います。
最後に
オーストラリアでワーホリをして私が一番感じたことは、楽しく毎日を過ごすのが大切だということです。どこの国に行ったとしても今の環境を楽しむことができれば、仕事や毎日の生活が変わっていきます。
当然ながら、1年間の間に苦しいこともたくさんありましたが、その分楽しいこともたくさんありました。
海外に行って視野が広がり、考え方も変わりました。
私としては、オーストラリアに行って本当に良かったと思っています。
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