私は台湾の南部、高雄に4年間留学中の大学生です。
台湾留学には多くの魅力があり、特に経済的な観点から見ると魅力的な点が数多く存在します。
今回は、その点に焦点を当て、台湾留学で実際にかかる費用について紹介します。
留学の重要性と魅力
台湾は多国籍な留学生が集まる場所です。
異なる国々からの留学生との交流が盛んで、国際的な友人とのつながりを築く機会がたくさんあり、国際的な視野が広がりました。
さらに、台湾での留学生活は、日本人に対する差別が比較的少ないと感じました。
台湾の人々は留学生を歓迎し、尊重してくれる環境が整っています。実際私もこの3年間、日本人だからと言って不当な差別を受けたことは一度もありません。これにより、異国での生活が安心感に包まれ、学びやすい環境であると感じました。
台湾での留学では、言語の習得に関しても大きな利点があります。
私は普段は友達と中国語で会話し、台湾の文化に触れていますが、授業は英語で受講しています。
この両言語を同時に学ぶ機会は貴重で、言語スキルの向上に大いに役立っています。
最後に、台湾での留学は、経済的にも魅力的な選択肢であり、多くの留学生にとって費用対効果の高い留学先となっています。学費の安さに加え奨学金制度を活用することで、経済的な不安を軽減し、生活費にお金を回すことができます。
留学中にかかる費用
*1 TWD = 4.62794 JPYで計算
学費
学雑費は台湾の大学や学部によって異なり、留学生にとって重要な費用要素の一つです。
私の場合、私立大学のALL-ENGLISHプログラムに含まれている学科なので他の学科よりも値段が高く、毎学期に約7,7000元(356,343円)の学雑費が設定されています。一方、安い学部では約5,5000元(254,519円)程度の学雑費が設定されています。
また、公立大学に留学すると、さらに安い値段で留学することができます。
その上、台湾は多様な奨学金制度があり、また留学生にしか使えないものもあります。私も奨学金制度を使い、学費をさらに抑えることができました。
次は奨学金についてもっと詳しく説明しています。
奨学金や学費補助金の利用
台湾での留学は、日本に比べて学費が比較的安いことが特徴です。
さらに、
台湾は外国人留学生に対して多くの給付型奨学金制度を提供しており、学費の負担はより軽減されています。
私の大学の奨学金制度は留学生にとって非常に助かるものでした。
初年度、わずか3,000元(13,887円)の雑費を支払っただけで、学費が全額免除でした。
2年生と3年生になると、成績優秀者に対して、毎学期約3,000元(13,887円)〜全額免除の奨学金を支給しています。
また、他の大学に留学している友達によると、日本語学科で生徒に日本語を一定時間以上教えるボランティア活動をすると次学期の学費免除、など様々な方法で奨学金をゲットできます。
教材代と学習資源
教科書の価格は台湾では一般的に300元(1,388円)〜1800元(8,331円)まで幅広く、高額なことがあります。
ただし、個々の教授によって異なり、一部の教授はPPTの内容だけで授業を進めることが多いです。
そのため、教科書を購入しなくても授業に参加できる場合も多いです。
ただし、教科書が必要な場合、先輩学生から教科書を譲ってもらったり、中古の教科書を入手することで、コストを削減することができます。
家賃
私はずっと寮に住んでおり、2回寮を移りました。
寮費は年に2回の支払いが必要で、これには夏休みと冬休みの長期休みの料金も含まれています。
寮費を支払う際に長期休み(夏休みと冬休み)の寮費が含まれていない寮では、その期間寮に住むことはできない。
長期休みの寮費が含まれている寮では、長期休みの間も寮に住むことができる。
最初の寮は3人部屋で、1年間の寮費は4,1000元(189,776円)でした。
月平均で支払うと、おおよそ1ヶ月あたり3,416元(15,810円)になります。
2番目の寮は2人部屋で、4年目から住み始めました。
1年間の寮費は4,5600元(211,068円)で、月平均で支払うと3,800元(17,587円)ほどになります。
外で部屋を借りている友達は大体月に6,000(27,772円)~8,000元(37,036円)ぐらい支払っています。
水道代は寮費に含まれていて、電気代は3ヶ月に一度支払いをしています。
夏場は毎回700元(3240円)、冬場は300元(1,388円)ほど支払っています。
食事代
私は、毎月大体6000元(27,778円)を食費に当てています。
台湾の美食と食事代の一般的なコスト
台湾は台湾料理、中華料理、日本料理、他国料理、夜市の屋台食、デザートなど、さまざまな料理の宝庫です。
一般的に、台湾の食事はリーズナブルな価格で提供されます。
屋台での食事も手頃で、美味しいストリートフードが楽しめます。食事代を抑えつつ、多彩な料理を楽しむことができます。
また、台湾は自炊と外食の費用はほぼ変わらないので、私はずっと外食をしています。
私のある一日の食事代について、朝食には40元の蛋餅(ダンビン)、昼食に70元の炒飯、夕食に60元のまぜそばを食べ、合計で170元(787円)の食事代でした。
台湾の料理は手頃な価格だけでなく、美味しさとボリュームも兼ね備えています。
また、台湾にはさまざまなドリンクスタンドが点在しており、お茶系、フルーツ系、タピオカドリンクなど幅広い種類のドリンクが提供されています。
ドリンクの容器は通常大きく、価格帯は20元(92円)〜80元(370円)まで幅広く、個人の好みに合わせて選ぶことができます。
交通費
台湾では日本と同じく電車、新幹線、地下鉄(捷運)、バスなどの公共交通機関が整備されています。
私がよく使うのは地下鉄とバスになります。
地下鉄(捷運): 運賃は距離に応じて設定されており、高雄などでは20元(92円)〜40元(185円)程度が一般的。
バス : バスの運賃は一般的に12元(55円)〜50元(231円)程度。
他にも高雄では199元(921円)払えば、1ヶ月間市バスと地下鉄(捷運)乗り放題のプランもあります。
私もこのプランを利用しています。
レジャー
日本で友達と過ごす際、私たちの典型的なアクティビティはショッピング、カフェでのデザート、そして夜の外食でした。
ところが、台湾では異なるスタイルの余暇を楽しむことが多くなりました。
週末になると、友達と一緒にハイキングを楽しんだり、ドリンクスタンドで飲み物を買って海辺で寛ぐことがよくあります。夜には夜市へ行き、安くて美味しい夕食を楽しみます。
これらの活動は、非常に楽しいだけでなく、予算にもとても優しいです。
衣服・コスメ
台湾に滞在するようになり、ファッション面において出費が減ったと実感しています。
日本では20代前半の女性がメイクや洋服に多くの時間と費用をかけ、毎シーズン新しい服を手に入れることが一般的でした。実際、私も日本に住んでいた時はそのような傾向に従っていました。
ところが、私の台湾人の友達を見ていると、メイクに時間を費やすことは少なく、洋服に多額の費用をかけているようには見受けられません。
この文化の影響を受け、私もメイクを施す日が少なくなり、コスメに費やすお金も大幅に削減しました。
また、台湾の気候が日本に比べて比較的温暖であるため、厚手のコートやニットなどの服を新たに購入する機会が少ないことも要因です。
その代わり、半袖の服は手頃な価格で購入できるので、新しい服を買ったとしても200元(925円)ほどで購入することができます。
他にかかる費用
電話代:600元(2,776円)で4G、ネット使い放題(1ヶ月)
居留証代:1000元(4,627円)(1年に一度更新)
まとめ
台湾での留学は多くの利点を提供しており、経済的な観点からも魅力的な選択肢です。
台湾での生活費については、食事や交通費など、比較的リーズナブルな価格で暮らすことができます。
また、留学生のための奨学金制度や手頃な学費が、経済的な負担を軽減し、生活費にゆとりをもたらしてくれます。
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