私は大学在学中、1年間の休学をして、アメリカのニューヨークに留学をした経験があります。
今回は、英語力0からスタートした私の留学エピソードを紹介したいと思います。
語学学校に通えば話せるようになる?
渡米前は、
アメリカに行って語学学校に通えばすぐに話せるようになるだろう。
英語しか使えない環境に行けば何とかなる。
そんな安易な考えで留学を決意しました!
もちろん、日本にいた頃も、英語が嫌いだったわけではありませんでした。
大学も国際関係の学部でしたし、英語を話す授業もありました。
しかし、現実は甘くはありませんでした…
留学をして3ヶ月経っても全く成長を感じない。
一歩街に出ると、アメリカ人が何を話しているのか全く聞き取れない。
レストランですから会話が通じない。
最初の3ヶ月間は、自分の英語が通じない無力さと、周りへの劣等感で苦しんでいました。
アウトプットの必要性
英語学習を上達させるためには、インプットだけではなく、アウトプットが重要です。
日本にいた頃は、インプットを重要視して英語学習をしてきました。
そのため、英語を話したり、試したりする環境は多くありませんでした。
語学留学をすると、アウトプットのできる環境は、無限にあります。
しかし、日本人同士で生活をしたり、机の上ばかりで勉強していても英語は話せるようになりません。
現地の人たちと関わりを持ち、コミュニティの一員となることが、最速で英語力を伸ばす方法です。
バスケットボールを通して英語を学ぶ!
そこで、私の英語学習を助けてくれたものがスポーツの存在です!
私が滞在していたニューヨークには、至る所にバスケットコートがあります。朝から夜まで試合が行われていて、誰でも参加することができました。
私は、これしかない!と思いました。
学生時代、県内では強豪校のバスケットボール部に在籍していたこともあり、自分の強みを活かせるチャンスだと考えました。
アメリカのバスケットボール
アメリカでは、バスケットコートに行くと、5対5の試合(ピックアップゲーム)が行われています。
ルールはシンプルで、その場で5人が1チームになり、勝ち残りの試合を続けます。
基本的には、時間は設定せずに得点で勝敗を決めます。子供から大人まで、誰でも参加することができますが、勝敗に対してとてもシビアな印象です。
そして、1番難しいのは、一緒に試合をする4人の仲間を見つけることです。
コートにいるからといって全員でチーム決めをするわけではありません。
自分で、複数人に話しかけてチームを組む必要があります。
語学学校で学んだ英語をアウトプットする場としては最適な環境でした。
なかなかチームを組んでくれない現実
最初は、英語力が乏しいこともあり、なかなかコミュニケーションをとれず、チームを組んでくれないことも多々ありました。
試合に混ざれない時は、コートの周りでドリブルをしたり、自分のプレイをアピールしながら勇気を出して話しかけました。
語学学校で習うような正しい文法や会話はあまり気にせず、自分の思いを全力で伝えることだけにフォーカスしました。
思いが伝わる
毎日コートに通い続けると、私の拙い英語を理解しようとする仲間ができ始めました。
顔見知りの仲間ができることで、チームを組んでもらう頻度も増えていきました。
試合をする中で、一度では理解ができない英語やスラングが飛び交うことも日常的でしたが、何度も聞いたり、同じシチュエーションを繰り返すことで理解ができるようになりました。
まとめ
私にとってスポーツの存在は、英語力を伸ばすために最適な学習方法でした。
自分が得意なスポーツをすることで、英語力が多少足りなくても、外国人とコミュニケーションをとることができます。
特にアメリカ人はバスケットボールを好きな人が多く、好きなものを共有することで、言葉の壁を越えることができました。
現地の友人ができると、会話力の上達スピードも速くなり、スピーキングとリスニングの力は短期間で飛躍しました。
語学留学において、英語漬けになる環境を手に入れることが、英語学習の最大の近道だと思います。
皆さんもぜひ参考にしてみてください。
コメント