オーストラリアとカナダは、どちらも日本人のワーキングホリデー先として人気です。
英語圏で、比較的治安も良いところが主な理由でしょう。
どちらも魅力的な国だからこそ、選択を迷ってしまう方も多いはず。
同じワーホリ制度といっても、多くの違いがあります。
今回は、オーストラリアのシドニーとカナダのトロントにワーホリ経験のある筆者が、両国のワーホリの違いについて分かりやすくまとめます!
目次
年間のビザ発給枠の違い
それぞれの国で1年間に発行されるワーホリビザの数は異なります。
オーストラリア
無制限
1年通してワーホリビザ申請可能
1年通してワーホリビザ申請可能
カナダ
6,500人/年
毎年1月から、その年のワーホリビザ申請が可能
確実にカナダに行きたい人は、早めの申請がおすすめです。
毎年1月から、その年のワーホリビザ申請が可能
確実にカナダに行きたい人は、早めの申請がおすすめです。
ワーホリの期間延長の違い
オーストラリア
最大3年間ワーホリビザで滞在することが可能
1年目終了までに指定地域で特定の職種に88日間就労すると、2年目のワーホリを申請できます。さらに6か月就労すると3年目の申請が可能。主な職種はファームでの農作業など、肉体労働が多いです。
指定地域や職種は追加、更新されるので申請前に最新情報を確認することをおすすめします。
1年目終了までに指定地域で特定の職種に88日間就労すると、2年目のワーホリを申請できます。さらに6か月就労すると3年目の申請が可能。主な職種はファームでの農作業など、肉体労働が多いです。
指定地域や職種は追加、更新されるので申請前に最新情報を確認することをおすすめします。
カナダ
ワーホリは基本1年間しか認められていない
就学期間の違い
どちらの国でも就学が認められていますが、国によって就学期間の違いがあります。
オーストラリア
4か月
カナダ
6か月
英語に不安があり、しっかり語学学校で英語力をアップしたい方はカナダの方が向いています。
就労期間の違い
オーストラリア
同一雇用主の元で6ヶ月間働くことができる
カナダ
同一雇用主の元で1年間働くことができる
1年間働くことを考えると、オーストラリアでは2回職探しをしなければいけないことになるので、計画的に動くことが必要になるかと思います。
申請方法の違い
オーストラリア
簡単
申請書と5000ドルほどの残高証明、パスポートのコピーをオンラインで提出するだけ。
申請料はAU$635(約60,000円)。
私の場合30分後にはビザが発行されました。
申請書と5000ドルほどの残高証明、パスポートのコピーをオンラインで提出するだけ。
申請料はAU$635(約60,000円)。
私の場合30分後にはビザが発行されました。
カナダ
少し複雑
必要書類提出後にバイオメトリクスといって指紋と顔写真を登録しに行きます(登録料CA$85(約8,500円))。
日本では東京と大阪にオフィスがありますので、予約して向かいましょう。
その後さらに追加書類などを求められることも多く、特に海外に6か月以上滞在歴がある場合、その国の無犯罪証明書を提出しなければいけません。
カナダワーホリ前に留学などをしている場合には注意が必要なので、余裕をもって対応しましょう。
申請料はCA$261(約2,600円)。
私の場合は追加書類などもあり、申請から2か月ほどでビザ発行されました。
必要書類提出後にバイオメトリクスといって指紋と顔写真を登録しに行きます(登録料CA$85(約8,500円))。
日本では東京と大阪にオフィスがありますので、予約して向かいましょう。
その後さらに追加書類などを求められることも多く、特に海外に6か月以上滞在歴がある場合、その国の無犯罪証明書を提出しなければいけません。
カナダワーホリ前に留学などをしている場合には注意が必要なので、余裕をもって対応しましょう。
申請料はCA$261(約2,600円)。
私の場合は追加書類などもあり、申請から2か月ほどでビザ発行されました。
どちらが過ごしやすい?気候の違い
オーストラリア
オーストラリアは南半球に位置し、夏と冬の季節が逆転しています。
地域によって気候は大きく異なりますが、首都シドニーでは夏は暑く乾燥し、冬は比較的穏やかです。
オーストラリアは太陽の光が強く、紫外線が強いため、紫外線対策が重要です。
ビーチが好きで、寒いのが苦手な人は断然オーストラリアがおすすめ。
地域によって気候は大きく異なりますが、首都シドニーでは夏は暑く乾燥し、冬は比較的穏やかです。
オーストラリアは太陽の光が強く、紫外線が強いため、紫外線対策が重要です。
ビーチが好きで、寒いのが苦手な人は断然オーストラリアがおすすめ。
カナダ
カナダは四季の変化がはっきりしています。特に冬はとても寒く、厳しい寒さが特徴です。
氷点下の気温が続く地域もあるので、寒さ対策はマスト!
ただ寒いだけではなく、そのおかげで美しい雪景色やオーロラが見られるのも魅力の1つ。
氷点下の気温が続く地域もあるので、寒さ対策はマスト!
ただ寒いだけではなく、そのおかげで美しい雪景色やオーロラが見られるのも魅力の1つ。
家賃はいくら?住宅事情の違い
共通点としては、近年オーストラリアもカナダも家賃は高騰傾向にあります。
コロナ後でたくさんのワーホリや留学生が戻ったことで、家を見つけるのも以前より難しくなっています。
オーストラリア
オーストラリアの家賃は週単位が基本。
シドニー中心地でシェアハウスを探すとなると週AU$280~$400/週ほどかかります。
オーストラリアではボンドと言って、日本でいう敷金を払って入居します。
大体2週間~1か月分の家賃を事前に払い、退去後に問題なければ返金されます。
シドニー中心地でシェアハウスを探すとなると週AU$280~$400/週ほどかかります。
オーストラリアではボンドと言って、日本でいう敷金を払って入居します。
大体2週間~1か月分の家賃を事前に払い、退去後に問題なければ返金されます。
カナダ
カナダでは家賃は1か月単位で表記されます。
トロント中心部だと大体CA$600~$900/月。
オーストラリアとの違いは、地下室の部屋の募集が多いこと。
カナダの一軒家は必ず地下室を作らなければいけないので、その部分をシェアハウスとして貸し出している場合が多いです。
一般的に地上階の部屋よりも安く借りることができますが、家によっては上の階の物音が気になる、虫が出やすいなどのデメリットもありますので注意してください。
カナダは「First and Last month」と言って、敷金として家賃1か月分を余分に払います。
得に問題なければ最後の月の家賃として使われる仕組みです。
トロント中心部だと大体CA$600~$900/月。
オーストラリアとの違いは、地下室の部屋の募集が多いこと。
カナダの一軒家は必ず地下室を作らなければいけないので、その部分をシェアハウスとして貸し出している場合が多いです。
一般的に地上階の部屋よりも安く借りることができますが、家によっては上の階の物音が気になる、虫が出やすいなどのデメリットもありますので注意してください。
カナダは「First and Last month」と言って、敷金として家賃1か月分を余分に払います。
得に問題なければ最後の月の家賃として使われる仕組みです。
どっちが稼げる?お給料の違い
どちらの国も、最低賃金は日本よりはるかに高く設定されています。
オーストラリア
オーストラリアの最低賃金は
AU$23.23(約2,230円)
オーストラリアは何といっても世界で一番、最低賃金が高い国なんです!
しかも、お給料が土曜日は1.25倍、日曜は1.5倍。そして祝日は2倍ほどに跳ね上がる仕組みになっています。
その分祝日は休みになる店が多く、レストランなどは10%~15%ほど料金が上乗せされます。
AU$23.23(約2,230円)
オーストラリアは何といっても世界で一番、最低賃金が高い国なんです!
しかも、お給料が土曜日は1.25倍、日曜は1.5倍。そして祝日は2倍ほどに跳ね上がる仕組みになっています。
その分祝日は休みになる店が多く、レストランなどは10%~15%ほど料金が上乗せされます。
カナダ
カナダの最低賃金は
バンクーバー CA$16.75(約1,780円)
トロント CA$15.50(約1,640円)
オーストラリアより低いと思われるかもしれませんが、カナダにはチップ文化があります。
レストランなどで働いた場合、約500$~チップで稼げる仕組みになっています。
またホリデーペイという制度があり、祝日は働いていなくてもお給料が支払われます。
バンクーバー CA$16.75(約1,780円)
トロント CA$15.50(約1,640円)
オーストラリアより低いと思われるかもしれませんが、カナダにはチップ文化があります。
レストランなどで働いた場合、約500$~チップで稼げる仕組みになっています。
またホリデーペイという制度があり、祝日は働いていなくてもお給料が支払われます。
最後に
全く違う文化の国で暮らす経験というのは、大変なこともありますが、必ず素敵な経験になると思います。
大切な人たちとの出会いや、英語を使って働く体験は一生の宝物になるでしょう。
今回の比較も参考に、自分に合う国で最高のワーホリ生活を送ってください!
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