留学生活に慣れ、英語も少しずつ話せるようになってきた頃、私は詐欺で約20万円失いました。
貧乏留学を送っていた私には、非常に痛手でした。詐欺だと気づいた日は相当落ち込み、当時の彼女に慰めてもらったことを今でも覚えています。
それでは、どのような経緯でお金を盗られたのかをお話ししていきます。
詐欺られた経緯
ある日、通っていた語学学校の前で一人でタバコを吸っていると二人のおばさんが近寄ってきました。
そして、このように話しかけられました。
「お腹の中にいる子供にミルクを買ってあげたいんだけどお金がないから200ドル(約2万5千円)貸して欲しい!」
実際にスマホでミルクの値段を見せられ、
ミルク高すぎやろ!
と思いましたが、
その当時の私は非常に純粋であったため、子どものためならと思い200ドル貸しました。実際妊娠もしていなかったと思いますが、お腹がでていたので疑いもしませんでした。(おそらく太っていただけ…)
お金を貸すと詐欺師は図に乗り、
「おもちゃも買ってあげたいから追加で200ドル貸して欲しい!」
と言ってきました。
もちろん私は貸しました…
その後も何かと子どものためと言って、200ドルずつ追加でお金を要求してきました。
なぜ200ドルずつだったかは分かりませんが…
最後の200ドルは、もう子供に関しての理由がなくなったのか
「家に帰るお金がないから」でした。
隣の街に住んでいると言っていたのに2人で交通費200ドルは高すぎだろ!
と思いましたが、何度も言いますがその時は純粋でした。
貸したお金が返ってくると思い、貸しました。
そして電話番号を交換して、次の日13時にこの場所で返すとの約束をとりつけて、その場は別れました。
ちなみにその場で一回電話をかけましたが、相手の携帯の着信は鳴りませんでした。
「wifiが繋がってないから繋がらない…」
と言われ、なぜか信用してしまいました。
ここまでの一連の流れは、30分以内に終わっており、その間に財布の中の600ドルとATMに3回行っておろした1,000ドル貸しています。
その翌日、約束の場所に彼女たちが現れることはありませんでした。
その時、ようやく詐欺だと分かりました。警察署に行きましたが、もちろん何もしてくれませんでした。
その当時は、純粋でしたし、気分が別のことで落ち込んでいたこともあって詐欺師にとっては、最高のカモだったと思います。
今思えば、不審な点はたくさんありました。
・そもそもなぜ見ず知らずの人にお金を貸して欲しいと言ってきたのか?
・なぜ、帰るお金がないのに外出したのか?
・なぜ、明日になったらお金を返せるのか?
本当に私自身アホだったと思います。
アジア人は、気が弱そうでお金を持ってそうなイメージがあるので詐欺のターゲットにされやすいと思います。
これから留学に行かれる方は私みたいにならないよう怪しい話には耳を傾けないようにしてください。
ちなみにその数ヶ月後、詐欺られた同じ場所で彼女たちを見ました。
少し遠くにいたのですがまたアジア人に声をかけていました。その人は、無視していたので何も起こらなくて良かったです。
私は、詐欺師を追いかけましたが、人混みに紛れて姿を消しました。
髪色が茶髪から金髪にイメチェンしていたのが1番の謎ではありましたが…
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