私は、シェアハウスの地下部屋3畳の部屋に約10ヶ月間住んでいました。
シェアハウスのメリット、デメリットをまとめたページは、こちらから
シェアハウス時代に経験した悲劇の1日について今回は語りたいと思います。
前代未聞の出来事
地下部屋の生活に慣れてきたある日。
その日は、豪雨でした。
学校が終わり、クラスメイトと食事をして家に帰ったのは22時頃。
傘をさしていましたが、あまりの豪雨に家に着いた頃には、服はずぶ濡れでした。
いつも通り玄関から入り、地下に下った時に衝撃的な光景が目に映りました。
浸水していたのです…
「え、どういうこと…」
この言葉が自然と口から出ました。
見たことがない衝撃的な光景で頭が真っ白になりました。地下のハウスメイトがパニックで騒いでいる音だけが耳に入ってきます。
私もパニックになりながら、なんとか部屋に入りました。もちろん部屋の中も浸水しています。
3畳の部屋なので、床に服を置いていたのですが全てびしょ濡れ。
もうどうしようもない状況に笑うしかありませんでした。
どうしたらいいか分からず、ベットの上で寝転がっていると隣の部屋の人が各部屋を回って状況確認をしていました。
その隣人が私の部屋に来た時、水かさはまだ低かったので、
「大丈夫です!」
と答えたのですが、内心は、
「見たらわかるだろ、大丈夫じゃねぇよ
アホか!」
と思っていました。
ちなみにハウスメイトと話したのは、これが最初で最後でした。
その後、オーナーが到着し、全員でスポンジで水を吸う作業が始まりました。
それが夜中の0時。
お酒も入っていたので、早く寝たかったですし、
「めんどくせぇ、マジ詐欺やん、こういうことがあるなら初めに言えよ!」
が本音です。
オーナーによると浸水したのは初めてということでしたが、真意は分かりません。
結局、全ての水を吸い切ったのは夜中の2時。
まだ若干床は湿っていましたが、夜も遅いと言うことでその日は解散。
なんとかなったという安堵感で眠りについたのですが、悲劇はこれでは終わりません。
むしろ悲劇はここからでした。
最悪の二次災害
翌朝目を覚ますと壁一面にホコリみたいなものが付いていました。起きた瞬間からパニックです。
2日連続でパニックになるのは後にも先にもないでしょう。
ホコリの正体は、カビです。
地下なので湿気がこもり、カビが壁一面を覆いました。まさに地獄。
何度も雑巾で拭いても次の日になればまたカビが出てきます。終わりです。
どうしようもなく、オーナーからも部屋の移動をしても良いと言われたのですが、移動先は全て地上階で家賃が高くなるので断りました。正真正銘の貧乏学生をやっていました。
実際、私以外の地下のハウスメイトは事件後、全員他の家に引っ越しています。
しかし、私は居続けました。カビの真下で寝て起きて、カビの部屋で食事をする、カビに囲まれて勉強をする、これを約半年続けました。この生活ができたので、耐久力はある方だと思います。
耐久力というよりは、金がないから頑張らざる負えなかったというのが事実です。
体に害は出ませんでしたが、もう少し長く住んでいたら健康被害が出ていたかも知れません。
ちなみに浸水、それによるカビが発生したことに対する賠償を若干期待していましたが、それはありませんでした。
地下の部屋は、本当に何が起こるか分からないので皆さんは、このようなリスクがあることを理解した上で検討して下さい。
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